スイス国立公園 Route17 Nature Trail
Route17 Margunet (nature trail) では自然が破壊からどのように回復するかを観察することができます。
一部の区間では写真のようになぎ倒された木がトレイルの周りに放置されています。
トレイルの入り口の近くにバス停があり、Zernezの駅からバスが出ています。
入り口にルートの案内板があるのですぐにわかります。
最初の15分はずっと松林が続きます。ところどころ倒木が放置されていて、本当に人の手を加えてないんだと感じました。
一度視界が開けて小屋が見えます。
そのあとはしだいに水の音が聞こえてきて、しばらくの間川に沿って歩きます。
川の区間が終わると段々と高度を上げていきます。
写真だけだと比較するものがないので伝わりづらいですが、めちゃくしゃデカイ岩です。山から崩れ落ちてきたのがはっきりわかります。
30分ほど傾斜が少しきつい区間があり、Margunetの頂上に到着です。
視界は完全に開けており、天気が良ければ周りを一望することができます。
しばらくは森林限界よりも上の区間を歩くので非常に見晴らしがいいですが、傾斜がきつめです。ローカットのトレイルランシューズ、かつ前日のトレッキングで疲労が溜まっていたので踏ん張るのが辛かったです笑
下りもまた川に沿って歩きます。遠くの山の上を観察していると角が立派な鹿の仲間のつがいを見つけました。
トレイル上にフンが落ちていたり常に動物の気配を感じます。
頂上付近の美しい景色よりも、このポイントが一番興奮しました。
雪崩なのか、土石流なのかわかりませんが上部から押し流され、トレイルの脇の50m程が開けて新しい森が再生しています。
新しいマツは人の背丈より少し高い2m弱程度に成長しており、トレイルの周りに散乱している押し流されてきた木の表皮はすでに風化しており、ある程度の時間が経っていることがわかります。
またマツ林の中を歩き、合計3時間で最初入り口があった幹線道路に出ることができます。
今回はRoute17Margunet (nature trail) をP8からP7に反時計回りに歩いたレポートでした。
スイス国立公園のホームページからルートの確認はできるのですが、見づらいのでビジターセンターで地図の購入をオススメします。
では次回はRoute21 Macun lakesレポートです。